ごあいさつ
本園は、昭和43年に地域に密着した幼児教育を提供することを目的に創立されました。公園や緑地の多い交通量の少ない住宅地の高台に位置し、立体感のある安全面を配慮した緊急時に対応できる平屋造りの園舎で、幼児期の教育にふさわしい環境です。
少子化の中で社会性の育成が課題とされています。幼児期に体験させたい重要な学びとなる兄弟姉妹や異年齢の子ども達との集団遊びの機会が減少しています。
『幼稚園ってどんなところ?』こんな素朴な質問を耳にします。
親元から離れて、はじめて集団生活に入る子どもが、子どもの世界で「ああ、楽しかった」という思いや自分の思い通りにならずにけんかをすることで、自分とは違う他人を意識していきます。楽しい思いや悔しい思いをする時に、保育者や友達が一緒に喜び、助けてくれます。人やものとの関わりの中で、ルールを守る、我慢をすることなど、社会性の育成を大切にふさわしいふるまいを学んでいくところが幼稚園と考えています。
幼児は、好奇心・探究心に満ちています。生活の中で「どうして」「それなあに」と聞く姿がみられます。様々なことに触れあうことにより物事の流れや法則、自然の不思議な魅力に気づいていきます。答えを与えるのではなく、考えるきっかけを用意し一緒に見守り、好奇心を引き出していきます。
成長期の子どもは、体と心が互いに関連しあってバランスよく育つことが大切です。そのためには、遊びを中心とした活動や心の内面・五感を刺激するいろいろな体験、経験が必要です。そこで小規模だからこそできるメリットを生かし、園内外に取り入れています。これからの時代を担う子ども達の生きる力を伸ばしていくこと、目先にとらわれた教育ではなく、内面の育ちに目を向けた幼児教育を目指します。
天川幼稚園長
豊島 豊
教育目標
意欲的に生活できるように
一人一人の考えや感じ方で、自主的に行動できるように
友達を認め、お互いに助けあい協力しあえるように